日本大学の偏差値はどのくらい?MARCHとの差・学部比較・対策法を全解説

Last Updated on 2026年7月15日 by スマート学習ナビ

日本大学(日大)は、学部数・学生数ともに日本最大規模を誇る私立大学です。16学部・86学科という多彩な選択肢があるため、「どの学部を狙えばいい?」「偏差値はどのくらい必要?」と悩む受験生は少なくありません。

この記事では、日本大学の学部別偏差値を細かく整理するだけでなく、合格に向けた具体的な勉強戦略まで解説します。MARCHを含む難関私大を目指す方にとっても、日本大学は「滑り止め」ではなく「本気で対策が必要な大学」です。正確な情報をもとに、戦略的な受験計画を立てていきましょう。


日本大学の偏差値の全体像

日本大学の偏差値は学部によって大きく異なります。まずは全体像を把握しておくことが、効率よく対策を進めるための第一歩です。

学部ごとの偏差値一覧(2025年度入試参考)

以下の表は、河合塾・東進・駿台などの模擬試験データをもとにまとめた偏差値の目安です。入試方式によって変動しますが、参考にしてください。

学部名偏差値の目安(河合塾基準)難易度の傾向
法学部50〜57.5やや高め
経済学部47.5〜55標準〜やや高め
商学部47.5〜52.5標準
文理学部47.5〜57.5学科差が大きい
理工学部45〜55学科差あり
医学部62.5〜67.5最難関
歯学部52.5〜57.5高め
芸術学部45〜55実技・小論あり
生産工学部40〜47.5比較的入りやすい
国際関係学部50〜55標準〜やや高め

この表からわかるとおり、日本大学の偏差値は40〜67.5という幅広い範囲に分布しています。「日大は入りやすい」というイメージを持つ人もいますが、法学部や医学部などは相当な学力が求められます。志望学部によって対策の難度がまるで違うため、まずは自分の目標を明確にすることが重要です。

偏差値の「見方」を正しく理解しよう

偏差値はあくまでも相対的な指標であり、模試の種類によっても数値が変わります。たとえば河合塾の模試と駿台模試では母集団が異なるため、同じ大学・学部でも偏差値が5〜10程度変わることがあります。

偏差値だけで合否を判断するのは危険です。実際の入試問題の傾向、倍率、合格最低点なども合わせて確認するようにしましょう。特に日本大学のように学部・学科数が多い大学では、同じ偏差値帯でも入試問題の特徴が大きく異なります

模試の種類と偏差値の傾向をざっくり整理すると以下のとおりです。

  • 河合塾模試(全統模試):受験者層が幅広く、標準的な指標として最も使いやすい
  • 駿台模試:難関大志望者が多く参加するため、偏差値が低めに出る傾向がある
  • 東進模試:受験者数が多く、速報性が高い

複数の模試を受けて自分の立ち位置を多角的に把握することが、戦略を立てる上での基本です。どの模試でも安定した結果が出るようになれば、本番への自信にもつながります。

日大と他のMARCH・日東駒専との偏差値比較

日本大学はいわゆる「日東駒専(日大・東洋・駒澤・専修)」のグループに分類されます。MARCH(明治・青山・立教・中央・法政)との比較では、平均的に5〜10程度の差があると言われています。

ただし、日大の上位学部はMARCH下位学部と肩を並べるレベルです。たとえば、日大法学部(偏差値55〜57.5)は法政大学の一部学部と同水準であり、しっかりとした対策なしには合格できません。逆に、日大の下位学部(偏差値40〜45)は比較的入りやすく、受験戦略上の「安全校」として活用することもできます。

受験校を選ぶ際は「日大全体」ではなく「日大の○○学部」という視点で偏差値と難易度を判断することが大切です。


人気学部の偏差値と入試の特徴

日本大学の中でも志願者が多い人気学部について、偏差値の傾向と入試問題の特徴を詳しく解説します。学部ごとに求められる力が違うため、早めに把握しておきましょう。

法学部:競争率が高く油断禁物

日本大学の法学部は、偏差値50〜57.5(河合塾基準)と日大の中でも難易度が高い学部のひとつです。法律学科・政治経済学科・新聞学科・経営法学科などを擁し、いずれも社会人気が高いため競争率が上がりやすい傾向があります。

入試では英語・国語・選択科目(社会または数学)の3科目が基本。特に英語の長文読解と現代文の記述力が合否を分けるポイントになります。過去問を見ると、英語は標準的なレベルながらも設問が細かく、時間配分を誤ると失点しやすい構造です。

対策のポイントとして、以下を意識してください。

  • 英語は「ターゲット1900」などで語彙力を固め、長文を素早く正確に読む練習を積む
  • 現代文は「現代文読解力の開発講座(駿台文庫)」などで記述の型を身につける
  • 選択科目は暗記量が少ない「政治・経済」を選ぶ受験生も多い

法学部を第一志望とする場合は、早稲田大学法学部や中央大学法学部(MARCHトップレベル)との併願も視野に入れた計画が理想です。法政大学法学部(偏差値55〜57.5)との難易度差はほぼないため、同じ対策で挑めます。

理工学部:学科によって偏差値が大きく異なる

日本大学理工学部は、土木工学科・建築学科・機械工学科・電気工学科など多彩な学科を持ちます。偏差値は45〜55(河合塾基準)と学科によってばらつきがあり、特に建築学科は高めで推移しています。

理系入試では数学・理科・英語の3科目が中心。日大理工の数学は標準的な難易度ですが、計算ミスを防ぐ正確さと時間内に解き切る処理スピードが求められます。センター試験廃止後は共通テスト利用入試も選択肢に入るため、両方の対策を並行して進めることが得策です。

理工学部志望者がよく利用する参考書・問題集としては、数学は「青チャート(数研出版)」、物理は「物理のエッセンス(河合出版)」、化学は「重要問題集(数研出版)」が定番です。これらで基礎を固めた後、日大理工の過去問演習に移行するのが王道のルートです。

文理学部:学科の幅が広く難易度差が大きい

文理学部は哲学科から物理学科まで16学科を抱える独特の学部です。偏差値は47.5〜57.5と学科によって大きく差があります。心理学科・英文学科・社会学科などは人気が高く、偏差値も高めです。一方、理系学科は比較的入りやすい傾向にあります。

文系学科の入試は英語・国語・社会の3科目が中心で、英語の配点が高い学科が多いです。英語力が合否を大きく左右するため、文理学部を受ける際は英語対策を最優先に進めましょう。

医学部・歯学部:最難関レベルで長期戦の準備が必要

日本大学医学部の偏差値は62.5〜67.5と、私立医大の中では標準的なレベルです。ただし入試は英語・数学・理科(2科目)に加えて小論文・面接があり、総合的な学力と人物評価が問われます。

歯学部(偏差値52.5〜57.5)も他の一般学部と比べて難易度が高く、理科の対策が必須です。医学部・歯学部を目指す場合は、高校1〜2年生の段階から受験勉強を本格化させ、駿台や河合塾の医系コースを活用することを強くすすめます。


日本大学の入試方式と選び方

日本大学は入試方式が複数あり、上手に活用することで合格のチャンスが広がります。それぞれの特徴を理解して、自分に合った入試方式を選びましょう。

一般入試(N方式・A方式・C方式)

日本大学の一般入試には主に3つの方式があります。

  • N方式(第1期・第2期):マーク式。全学部共通の問題で受験でき、1回の試験で複数学部に出願できるのが特徴。受験料が節約できるため、多くの受験生が活用する
  • A方式(前期):各学部が独自に作成する問題。難易度は学部によってさまざまだが、N方式より問題の質が学部の特性に即している
  • C方式(共通テスト利用):大学入学共通テストの得点を利用。二次試験がないため、共通テストで高得点が取れた場合に有効

N方式は「広く受けてチャンスを広げる」戦略に向いており、併願校が多い受験生に特に人気です。一方、特定の学部を第一志望とする場合はA方式でその学部の出題傾向にしっかり対応する方が有利になることもあります。

推薦入試・総合型選抜

日本大学では指定校推薦・公募推薦・総合型選抜(AO入試)も実施されています。指定校推薦は学校長の推薦が必要ですが、合格率が高い傾向があります。総合型選抜は自己PR文・志望理由書・面接などで評価され、学力試験が不要な場合もあります。

ただし推薦・総合型選抜では評定平均値が重視されます。高校1年生から定期試験で高得点をキープしてきた人にとっては、一般入試との両面作戦が効果的です。

入試方式の選び方の考え方

どの入試方式を選ぶかは、自分の強みと状況によって変わります。整理すると以下のとおりです。

  • 共通テストで高得点が見込める → C方式(共通テスト利用)を活用
  • 複数学部を受験したい・受験コストを抑えたい → N方式がおすすめ
  • 特定学部に絞って対策したい → A方式で過去問を徹底研究
  • 評定が高く、面接や書類に自信がある → 推薦・総合型選抜も検討

一つの方式に絞るのではなく、複数の方式を組み合わせて「受験機会を最大化する」考え方が、現代の私大受験戦略の基本です。


偏差値を上げるための具体的な勉強法

日本大学合格に向けた偏差値アップのための勉強法を、科目ごとに具体的に解説します。参考書名・学習の順序・注意点もあわせてまとめました。

英語:語彙・文法・読解の順で積み上げる

日本大学の入試で最も配点が高いことが多い英語は、語彙→文法→読解→過去問の順で積み上げていくのが王道です。

語彙の目標は英単語1800〜2000語レベル。「システム英単語(駿台文庫)」や「ターゲット1900(旺文社)」のどちらかを1冊完璧にすることが先決です。文法は「大岩のいちばんはじめの英文法(東進ブックス)」→「Vintage(いいずな書店)」の順で進めると体系的に理解できます。

読解は「英語長文ポラリス(KADOKAWA)」シリーズを偏差値帯に合わせて活用するのがおすすめです。日大の過去問は問題文が長めなので、速読の練習も意識的に取り入れましょう。英語は毎日触れることが最大の近道です。

国語:現代文は「根拠」を意識した読解を

日本大学の国語は現代文の比重が高く、文章量も多いです。感覚で解くのではなく、本文中の根拠を明確にしながら選択肢を絞る習慣を早めにつけることが重要です。

おすすめ参考書は「入試現代文へのアクセス(河合出版)」シリーズです。基本編・発展編・完成編と段階的に難易度が上がるため、自分のレベルに合ったところから始められます。古文は「望月光の古文教室(旺文社)」で文法の基礎を固め、「古文上達(Z会出版)」で演習するのが定番ルートです。

古文単語315の効率的な覚え方|定期テスト・大学受験まで完全対策ガイド

社会(日本史・世界史・政治経済):まずは通史理解から

文系受験生が選ぶことが多い社会科目は、通史の理解が最優先です。用語の丸暗記からではなく、「なぜその出来事が起きたのか」という流れを理解することが、記述・選択どちらにも対応できる力につながります。

日本史は「詳説日本史B(山川出版社)」の教科書を軸に、「金谷の日本史なぜと流れがわかる本(東進ブックス)」で流れを確認する方法が効果的です。世界史は「タテから見る世界史・ヨコから見る世界史(学研)」を使って立体的に理解していきましょう。政治経済は「蔭山の共通テスト政治・経済(学研)」など、共通テスト対策本でインプットすると効率的です。

数学(理系):青チャートで基礎固め→過去問へ

日大理系学部の数学は標準〜やや難の問題が中心で、典型問題のパターンを確実に押さえることが合格への近道です。「青チャート(数研出版)」でIAIIBを固め、演習量を積むなら「重要問題集(数研出版)」が適しています。

日大理工の過去問は計算量が多く、時間との戦いになりやすいです。普段から「制限時間内に解ききる」意識を持って練習することが大切です。苦手な単元がある場合は、「1対1対応の演習(東京出版)」で集中的に補強しましょう。


受験スケジュールの立て方と逆算計画

合格するための勉強を効率よく進めるには、入試当日から逆算したスケジュールを組むことが不可欠です。日本大学の入試日程を踏まえながら、年間計画の作り方を解説します。

高校3年生のスケジュール目安

以下は高校3年生(現役受験生)向けの大まかなスケジュール例です。

時期やるべきこと
4〜6月基礎固め(語彙・文法・通史インプット)。模試を受けて現状把握
7〜8月(夏休み)基礎の総仕上げ+応用問題への移行。夏期講習(河合塾・駿台・東進など)の活用
9〜10月過去問演習スタート。弱点を洗い出し、集中補強
11〜12月共通テスト対策と私大個別試験対策の並行。出願校の絞り込み
1月共通テスト本番。結果に応じてC方式出願を最終決定
2月日大一般入試(N方式・A方式)本番。体調管理を最優先に

このスケジュールで重要なのは、「夏までに基礎を終わらせる」という鉄則です。秋以降に基礎に戻ることになると、過去問演習の時間が削られ、実戦力が養えないまま本番を迎えることになります。4〜6月の段階から意識的に基礎を進めることが、合格への最短ルートです。

浪人生・高2以下のスケジュール

浪人生であれば、4〜6月の段階で現役時代の弱点を徹底的に洗い直す時間があります。基礎の再確認に充てた後、7月以降は一気に応用・演習へシフトできるのが浪人生の強みです。

高校2年生以下の人は、この時期に英語と数学(または国語)の基礎を先行して固めておくことが、高3での余裕につながります。特に英語は時間をかけた分だけ伸びる科目なので、高2のうちから単語帳1冊をやり切ることを目標にしましょう。

塾・予備校の活用法

日本大学レベルを目指すうえで、塾や予備校は心強いサポートになります。自分の状況に応じた選び方の目安をまとめます。

  • 河合塾:テキストの質が高く、授業のスピードが標準的。MARCHや日大レベルを目指す受験生に最も人気の予備校
  • 駿台予備校:難関大向け講師が多く、理系科目に強い。理工学部・医学部志望者にはとくにおすすめ
  • 東進ハイスクール**:映像授業のため自分のペースで進められる。部活と両立しやすいのが特徴
  • 武田塾:参考書学習を徹底管理してくれる個別指導系。自学自習が得意な人に向いている

塾・予備校はどこに通うかよりも、その塾で何をどれだけやるかの方がはるかに重要です。週1〜2回通うだけで成績が上がるほど受験は甘くはありません。塾の授業を予習・復習でしっかり固める習慣を身につけることが、塾活用の最大のポイントです。


日本大学に合格するための志望校戦略

受験校の組み合わせと出願戦略は、合格率に直結する重要な要素です。日本大学をどの位置づけで受験するかによって、周辺の受験校の選び方も変わってきます。

「チャレンジ・実力相応・安全校」の3段階で組む

私大受験においては、志望校を3つの段階に分けて考えることが基本です。

  • チャレンジ校:現状の偏差値より5〜10高い大学(例:MARCH各学部)
  • 実力相応校:模試の結果で合格率60〜70%程度の大学(例:日大の主要学部)
  • 安全校:合格率80〜90%以上が見込める大学(例:日大下位学部・東洋大・専修大など)

重要なのは、安全校を「どうせ受かる」と軽く見ないことです。第一志望に落ちた場合でも行きたいと思える大学・学部を安全校に選ぶことで、モチベーションを維持したまま受験を続けられます。

日大を実力相応校として活用する場合の戦略

MARCHを第一志望とする受験生が日大を実力相応・安全校として受験する場合、N方式を活用して複数学部を受験するのが効率的です。1回の試験で複数学部を受けられるN方式は、受験費用と手間を最小限に抑えながらも合格の可能性を最大化できます。

合格を確保した状態でMARCH入試本番に臨めると、精神的な余裕が生まれ、本来の実力を発揮しやすくなります。「逃げ場を作る」という意味での安全校確保は、受験戦略の基本中の基本です。

日大を第一志望とする場合の注意点

日本大学を第一志望とする場合も、油断は禁物です。特に法学部・医学部・歯学部・文理学部の人気学科は競争が激しく、偏差値だけ見て「いける」と判断すると痛い目を見ます。

過去問を最低3〜5年分解いて出題傾向を把握し、頻出テーマへの対策を徹底してください。また、入試問題の形式(マーク式か記述式か)によっても必要な対策が変わるため、形式への慣れも演習の中で養うことが重要です。


まとめ:日本大学合格に向けて今すぐ動き出そう

この記事では、日本大学の偏差値の全体像から学部別の特徴、入試方式の選び方、具体的な勉強法、受験スケジュール、そして志望校戦略まで幅広く解説しました。要点を整理します。

  • 日本大学の偏差値は40〜67.5と幅広く、学部・学科によって難易度が大きく異なる
  • 法学部・医学部などの上位学部はMARCHレベルに匹敵する難しさがあり、甘く見ない
  • N方式・A方式・C方式を組み合わせて受験機会を最大化することが重要
  • 英語を最優先に、基礎から積み上げていく王道の勉強法を忠実に実行する
  • 「チャレンジ・実力相応・安全校」の3段階で受験校を組み、精神的な余裕を作る

受験は情報戦でもあります。正確な情報をもとに戦略を立て、あとは実行するだけです。日本大学への合格はもちろん、その先のMARCHや難関私大も視野に入れながら、今日から着実に前進していきましょう。