Last Updated on 2026年2月3日 by スマート学習ナビ
MARCHとは何か
難関私大として広く知られるMARCHは、多くの受験生が目標とする大学群です。明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学の5大学を指し、それぞれが独自の特色と伝統を持っています。首都圏に位置するこれらの大学は、充実した就職実績と高い教育水準で評価されており、毎年多くの受験生が合格を目指しています。
MARCH各大学の特徴と強み
各大学にはそれぞれ際立った特徴があります。明治大学は就職に強い実学志向が特徴で、特に商学部と政治経済学部の人気が高くなっています。駿河台キャンパスは都心に位置し、企業との連携も盛んです。
青山学院大学は国際色豊かな教育環境が魅力で、特に国際政治経済学部や文学部英米文学科が人気です。渋谷という立地も学生生活を充実させる要因となっています。英語教育に力を入れており、TOEIC対策講座なども充実しています。
立教大学はリベラルアーツ教育を重視し、全学共通カリキュラムが特徴的です。経営学部は国際認証を取得しており、グローバルな視点を持つ人材育成に注力しています。池袋キャンパスの美しい建築も魅力の一つです。
中央大学は法学部が特に有名で、司法試験合格者数でも上位にランクインしています。2023年には法学部が都心の茗荷谷キャンパスに移転し、さらにアクセスが向上しました。商学部の会計学も定評があります。
法政大学は多様性を重視した教育が特徴で、15学部を擁する総合大学です。グローバル教養学部では全て英語で授業が行われ、国際的な環境で学べます。市ヶ谷キャンパスのボアソナードタワーは最新の設備を備えています。
MARCHが人気の理由
MARCHが多くの受験生に選ばれる理由は、就職実績の高さにあります。大手企業への就職率が高く、特に金融、商社、マスコミ、IT業界で多くの卒業生が活躍しています。企業からの評価も高く、学歴フィルターでも有利に働くケースが多いです。
また、首都圏という立地の良さも大きな魅力です。都心やその近郊に位置するため、インターンシップや課外活動の機会が豊富にあります。企業との連携プログラムも充実しており、学生時代から実践的な経験を積むことができます。文化施設や娯楽施設へのアクセスも良好で、充実したキャンパスライフを送れます。
学費面での優位性も見逃せません。早慶上智と比較すると学費が抑えられており、4年間で数百万円の差が出ることもあります。奨学金制度も充実しているため、経済的な負担を軽減しながら質の高い教育を受けられます。国公立大学との併願も可能で、選択肢を広げられる点も魅力的です。
MARCHと他大学群との違い
MARCHは早慶上智との差別化を図りながら、独自の価値を提供しています。偏差値では早慶上智に及ばないものの、実践的な教育と就職実績では引けを取りません。特に中堅企業や地方企業への就職では、MARCHの方が評価される場合もあります。
GMARCHや日東駒専との関係も理解しておく必要があります。GMARCHは学習院大学を加えた6大学群で、偏差値帯は同程度です。日東駒専(日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学)は、MARCHの一つ下の難易度とされ、併願校として選ばれることが多いです。
近年ではSMART(上智大学、MARCH、東京理科大学)という分類も使われています。この区分では、上智大学と東京理科大学を含めた難関私大群として認識されており、就職活動でも一定の評価を得ています。大学のブランド力を考える際は、こうした大学群の位置づけも参考になります。
MARCH合格に必要な偏差値と難易度
MARCH合格を目指すには、目標とする偏差値を明確にすることが重要です。学部や入試方式によって必要な偏差値は異なりますが、一般的には河合塾の全統模試で偏差値57.5から62.5程度が目安となります。ただし、人気学部や看板学部ではさらに高い偏差値が求められるため、自分の志望学部に応じた対策が必要です。
学部別偏差値の目安
MARCH各大学の学部別偏差値を把握しておくことで、現実的な目標設定ができます。以下の表は、河合塾の偏差値を基準にした目安です。
| 大学名 | 人気学部 | 偏差値目安 |
|---|---|---|
| 明治大学 | 政治経済学部 | 60.0〜62.5 |
| 明治大学 | 商学部 | 60.0〜62.5 |
| 青山学院大学 | 国際政治経済学部 | 62.5〜65.0 |
| 青山学院大学 | 文学部 | 57.5〜62.5 |
| 立教大学 | 経営学部 | 60.0〜62.5 |
| 立教大学 | 異文化コミュニケーション学部 | 60.0〜65.0 |
| 中央大学 | 法学部 | 60.0〜62.5 |
| 中央大学 | 商学部 | 57.5〜60.0 |
| 法政大学 | 法学部 | 57.5〜60.0 |
| 法政大学 | グローバル教養学部 | 60.0〜62.5 |
文系学部では、国際系や経営系の学部が高い偏差値を示す傾向にあります。明治大学の政治経済学部や青山学院大学の国際政治経済学部は、MARCH内でもトップクラスの難易度です。一方、理工学部や社会学部は若干偏差値が低めに設定されている場合があり、狙い目となることもあります。
入試方式による難易度の違い
一般選抜は最もオーソドックスな入試方式で、3教科型が主流です。英語、国語、選択科目(日本史、世界史、政治経済など)の組み合わせが一般的で、各科目でバランス良く得点する必要があります。配点は学部により異なりますが、英語の配点が高い学部が多いです。
共通テスト利用入試は、大学独自試験を受けずに合格できる方式です。ただし、ボーダーラインは一般選抜より高くなる傾向があり、MARCH合格には85%以上の得点率が目安となります。5教科型と3教科型があり、3教科型の方が高得点が求められます。国公立大学との併願がしやすい点がメリットです。
全学部統一入試は、1回の受験で複数学部に出願できる方式です。試験日が一般選抜と異なるため、チャンスを増やせます。ただし、問題の難易度が高めに設定されることが多く、基礎力だけでなく応用力も必要です。明治大学や立教大学では全学部日程が特に人気です。
英語外部試験利用入試も増えています。英検、TOEIC、TEAP、IELTSなどのスコアを英語の得点に換算する方式で、英語が得意な受験生には有利です。青山学院大学や立教大学では英検準1級以上で満点換算される学部もあります。早めに外部試験のスコアを取得しておくことで、受験戦略の幅が広がります。
科目別の合格ライン
英語はMARCH合格の鍵を握る科目です。長文読解が中心で、1000語を超える長文も出題されます。文法問題は基本から標準レベルが中心ですが、語彙力は高度なものが求められます。目標得点率は75%以上が理想的です。明治大学や立教大学では会話文問題も頻出するため、実践的な英語力が必要です。
国語は現代文と古文が中心で、漢文は出題されない大学が多いです。現代文では評論文が頻出し、論理的読解力が試されます。古文は基本的な文法と単語をマスターしていれば対応できますが、和歌の解釈や敬語表現の理解も必要です。目標得点率は70%以上を目指しましょう。法政大学では漢文が出題される学部もあるため、志望校の傾向確認が重要です。
選択科目では、日本史と世界史が人気です。日本史は近現代史の出題割合が高く、特に明治維新以降の政治経済史は頻出分野です。世界史は地域横断的なテーマ史が増えており、単なる暗記では対応できません。政治経済は時事問題との関連が深く、新聞やニュースで最新情報をチェックする習慣が大切です。いずれの科目も、目標得点率は75%以上が望ましいです。青山学院大学の日本史は史料問題が多く、中央大学の世界史は論述問題が出題されるなど、大学ごとの特徴があります。
MARCH対策の基本戦略
MARCH合格を確実にするには、戦略的な学習計画が不可欠です。闇雲に勉強するのではなく、自分の現在の学力と志望校の出題傾向を分析し、効率的な対策を立てることが重要です。基礎固めから応用力の養成まで、段階的に学力を伸ばしていく計画を立てましょう。
基礎力の徹底が最優先
MARCH対策において、基礎力の徹底は何よりも重要です。難しい問題集に手を出す前に、教科書レベルの内容を完璧に理解する必要があります。英語であれば英文法の基本ルール、数学であれば公式の導出過程、社会科目であれば歴史の流れや因果関係をしっかり押さえましょう。
基礎固めには学校の授業を最大限活用することが効果的です。予習復習を欠かさず行い、わからない点はその日のうちに解決します。定期テストも受験勉強の一環と捉え、高得点を目指すことで基礎力が自然と身につきます。河合塾の「基礎シリーズ」や東進ハイスクールの「高等学校対応講座」は、基礎固めに最適です。
基礎力確認には模試を活用しましょう。全統模試や進研模試で偏差値55以上を安定して取れるようになったら、基礎力はある程度身についていると判断できます。偏差値が50未満の場合は、応用問題に進む前に基礎の復習を優先すべきです。苦手分野を放置せず、一つずつ克服していく姿勢が大切です。
過去問演習の効果的な活用法
過去問演習は、志望校の出題傾向を知り、実戦力を養う最も効果的な方法です。できれば高校2年生の3月から始め、最低でも高校3年生の夏休みには着手したいところです。まずは直近5年分を解き、出題形式や頻出分野を把握しましょう。
過去問は時間を計って解くことが重要です。本番と同じ時間配分で取り組むことで、自分の解答スピードや時間管理能力を確認できます。明治大学の英語は90分で大問4つ、青山学院大学の国語は60分で大問3つといったように、大学ごとに時間配分が異なります。何度も解くことで、最適な時間配分を体得しましょう。
間違えた問題の分析を徹底することも大切です。なぜ間違えたのか、どの知識が不足していたのかを明確にし、同じミスを繰り返さないようにします。間違いノートを作成し、定期的に見直すことで、弱点を確実に克服できます。駿台予備校の「大学入試完全対策シリーズ」や旺文社の「全国大学入試問題正解」を併用すると、より深い分析ができます。
併願校の選び方
併願校選びは合格への保険であり、精神的な安定をもたらします。MARCHを第一志望とする場合、日東駒専をすべり止めとして受験するのが一般的です。日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学から、自分の学びたい分野がある大学を2〜3校選びましょう。
上位校へのチャレンジも検討すべきです。早稲田大学や慶應義塾大学、上智大学の受験は、たとえ合格が難しくても良い経験になります。これらの大学の問題を解くことで、MARCHの問題が相対的に易しく感じられ、自信につながります。特に全学部統一入試や共通テスト利用入試では、思わぬ合格もあり得ます。
受験スケジュールは無理のない計画を立てましょう。1月の共通テストから始まり、2月に私立大学の一般入試が集中します。体調管理を考慮し、連続して受験する日数は3日程度に抑えるのが理想的です。MARCHは2月中旬に試験日が集中するため、志望順位を考慮しながら受験日程を組みます。成城大学や明治学院大学も併願校として人気があり、MARCH合格者の多くが受験しています。
学習習慣の確立
毎日の学習習慣を確立することが、長期的な学力向上につながります。平日は最低3時間、休日は8時間程度の学習時間を確保したいところです。ただし、量よりも質を重視し、集中して取り組める環境を整えることが大切です。
学習の優先順位を明確にしましょう。英語は毎日触れることが重要なので、長文読解や単語学習は必ず日課に入れます。国語は週3〜4回、選択科目は週4〜5回のペースで学習します。得意科目を伸ばすことも大切ですが、苦手科目の克服に重点を置いた方が、総合点は上がりやすいです。
学習記録をつけることで、自分の頑張りを可視化できます。スタディプラスなどの学習管理アプリを活用し、何をどれだけ学習したかを記録しましょう。月ごとに振り返りを行い、計画の修正を加えることで、常に最適な学習ができます。河合塾マナビスや東進ハイスクールでは、担任による学習管理サポートも受けられるため、自己管理が苦手な受験生にも対応しています。予備校の自習室を活用することで、学習環境も確保でき、モチベーションの維持にもつながります。
科目別対策のポイント
MARCH合格には、各科目で確実に得点する力が求められます。科目ごとに出題傾向や対策方法が異なるため、それぞれの特徴を理解した上で効率的な学習を進めることが重要です。ここでは、主要3科目について具体的な対策方法を解説します。
英語対策の核心
単語力の強化は英語学習の土台です。ターゲット1900やシステム英単語などの単語帳を使い、最低でも2000語は確実に覚えましょう。MARCHレベルでは、基本単語に加えて派生語や多義語の理解も必要です。毎日100語ずつ復習し、1冊を3周以上回すことで定着します。
長文読解力の養成がMARCH合格の鍵です。毎日1〜2題の長文を読む習慣をつけ、読解スピードを上げましょう。目標は1分間に150語程度です。パラグラフリーディングの技術を身につけ、各段落の要点を素早く把握する訓練が効果的です。河合塾の「やっておきたい英語長文700」や旺文社の「全レベル問題集」シリーズがおすすめです。
文法と語法は基礎を固めた上で、頻出問題に慣れることが大切です。ネクステージやVintageなどの問題集を繰り返し解き、間違えた問題には印をつけて重点的に復習します。明治大学では会話文、青山学院大学では語彙問題が頻出するため、志望校の傾向に合わせた対策が必要です。英作文が出題される学部では、例文暗記と添削指導を受けることで、確実に得点源にできます。駿台予備校の「英語総合問題演習」や代々木ゼミナールの「ハイレベル英語」は、実戦的な力をつけるのに最適です。
国語対策の要点
現代文は論理的読解力が試されます。評論文では、筆者の主張と具体例を区別し、論理展開を追う練習をしましょう。接続詞や指示語に注目し、文章の構造を把握することが重要です。東進ブックスの「現代文読解力の開発講座」や河合出版の「入試現代文へのアクセス」シリーズで、段階的にレベルアップできます。
古文は、まず単語と文法を固めることが先決です。古文単語は300語程度を確実に覚え、助動詞・助詞・敬語は完璧にマスターしましょう。読解では、主語の省略に注意し、人物関係を整理しながら読み進めます。過去問演習では、和歌の修辞法や季語の知識も問われるため、文学史の学習も並行して行います。Z会の「速読古文単語」や学研の「ステップアップノート30」が効果的です。
国語の時間配分も重要なポイントです。MARCHの国語は60〜90分で大問2〜3題を解く形式が一般的で、現代文に40分、古文に20分程度の配分が目安です。解く順番は得意な分野から始め、確実に得点できる問題から片付けていきましょう。過去問演習を重ねることで、自分に最適な時間配分を見つけられます。立教大学の国語は記述問題が多く、中央大学法学部では法律文章が出題されるなど、大学ごとの特徴があります。早稲田アカデミーや臨海セミナーでは、志望校別の国語対策講座も開講されています。
選択科目攻略法
日本史は通史の理解が基本です。古代から現代までの流れを把握し、各時代の政治・経済・文化を関連づけて学習します。特に近現代史は出題頻度が高いため、明治維新から戦後の高度成長期までは詳しく学びましょう。一問一答で知識を定着させつつ、論述問題にも対応できるよう記述力を養います。山川出版社の教科書と「日本史B用語集」、東進ブックスの「一問一答完全版」が定番です。
世界史は地域ごとの歴史と時代ごとのテーマ史を組み合わせて学習します。ヨーロッパ史、中国史、イスラーム史は特に重要で、各地域の王朝や戦争、文化の流れを整理しましょう。MARCHでは地図問題や写真問題も出題されるため、資料集を活用した学習が効果的です。駿台の「世界史総整理」や河合出版の「世界史論述練習帳」で実戦力をつけられます。
政治経済は時事問題への対応が鍵です。新聞やニュースで最新の国内外の動向をチェックし、教科書の内容と結びつけて理解します。政治分野では憲法や統治機構、経済分野では経済指標や金融政策が頻出です。グラフや統計資料の読み取り問題も多いため、資料集での学習が欠かせません。清水書院の教科書と「政治・経済用語集」、畠山のスパっとわかる政治・経済爽快講義が人気です。いずれの科目も、過去問演習で出題形式に慣れることが重要です。明治大学の日本史は史料問題、青山学院大学の世界史は文化史、法政大学の政治経済は計算問題が特徴的なので、志望校に合わせた対策を行いましょう。四谷学院や増田塾では、選択科目の専門講師による指導も受けられます。
社会科で大学受験を突破!効率的な勉強法と志望校別対策のすべて
数学に関しては、以下の記事をご参照ください。
MARCH数学で逆転合格を狙う!偏差値40から6か月で合格ラインまで伸ばす必勝勉強法
時期別学習プランの立て方
MARCH合格には、時期に応じた適切な学習計画が必要です。高校2年生から受験本番までを4つの時期に区切り、それぞれの時期にやるべきことを明確にすることで、効率的に学力を伸ばせます。焦らず着実にステップアップしていきましょう。
高2冬から高3春・基礎固め期
この時期は基礎学力の徹底に専念します。英語では中学レベルの文法から高校基礎レベルまでを完璧にし、単語は1500語程度を目標にします。長文は300〜500語程度の易しいものから始め、正確に読む力を養いましょう。スタディサプリの「ベーシックレベル英語」や学研プライムゼミの「基礎英文法」が効果的です。
国語では現代文の読解の基礎を固めます。文章の要旨をまとめる練習や、段落ごとの役割を考える訓練が有効です。古文は助動詞と助詞を中心に文法を学び、頻出古文単語200語を覚えます。漢文の基本句形も押さえておきましょう。選択科目は教科書の通読を開始し、歴史の大きな流れを理解することから始めます。
定期テストを最大限活用することも重要です。学校の授業内容をその都度理解し、定期テストで高得点を取ることで、基礎力が自然と身につきます。この時期は模試の結果に一喜一憂せず、着実に基礎を積み上げることを優先しましょう。河合塾や代々木ゼミナールの春期講習では、苦手科目の集中講座も開講されており、効率的に弱点を克服できます。学習時間は平日2〜3時間、休日5〜6時間を目安に、無理のないペースで続けることが大切です。
高3夏・実力養成期
夏休みは学力を大きく伸ばす絶好の機会です。1日10時間以上の学習時間を確保し、集中的に勉強しましょう。英語では長文読解のスピードと正確さを向上させ、700語以上の長文に取り組みます。文法問題集を1冊完成させ、苦手分野をなくすことを目指します。駿台の夏期講習「ハイレベル英語」や河合塾の「トップレベル英語」で、応用力を磨けます。
国語では問題演習の量を増やします。現代文は週3〜4題、古文は週2〜3題のペースで解き、解答のプロセスを確立しましょう。記述問題にも積極的に取り組み、第三者に添削してもらうことで、表現力が向上します。選択科目は通史の学習を完了させ、分野別の問題集に取り組みます。日本史なら文化史、世界史なら中国史といった、苦手分野の克服を優先します。
夏の模試で現在の実力を測定しましょう。全統記述模試や駿台全国模試で、MARCHのC判定以上を目指します。模試の結果は冷静に分析し、苦手分野を洗い出して秋以降の学習計画に反映させます。この時期に過去問に初めて触れ、志望校の出題傾向を把握することも重要です。東進ハイスクールの夏期合宿や早稲田塾の夏期特訓では、集中的に学力を伸ばせる環境が整っています。部活動を引退した受験生が本格的に受験勉強を始める時期でもあるため、ライバルに差をつけるチャンスです。
高3秋・過去問演習期
秋からは過去問演習を中心に学習を進めます。志望校の過去問を最低5年分、できれば10年分解きましょう。時間を計って本番同様に取り組み、自己採点と分析を徹底します。間違えた問題は解説を熟読し、類似問題を追加で解くことで、確実に身につけます。赤本だけでなく、駿台の「実戦問題集」や河合塾の「入試攻略問題集」も活用しましょう。
志望校の出題傾向に合わせた対策が重要です。明治大学なら会話文、立教大学なら英作文、中央大学なら論述問題といったように、大学ごとの特徴的な問題形式に慣れておきます。苦手な形式があれば、類題を集中的に演習して克服しましょう。併願校の過去問にも取り組み始め、受験予定の大学すべての傾向を把握します。
模試の活用も継続します。秋の全統模試やベネッセ駿台模試で、MARCHのB判定以上を安定して取れることを目標にします。模試の結果が思わしくなくても、焦らず冷静に対処することが大切です。弱点を明確にし、残り時間で何を優先すべきか判断しましょう。予備校の秋期講習では、志望校別対策講座や過去問演習講座が開講されます。河合塾の「MARCH対策ゼミ」や代々木ゼミナールの「私大対策演習」は、実戦的な力をつけるのに最適です。学習時間は平日4時間、休日10時間を確保し、本番に向けて体力と集中力を養いましょう。
冬から直前期・総仕上げ
冬休みから本番までは総仕上げの時期です。新しい問題集には手を出さず、これまで使ってきた教材の復習に徹します。英単語帳、文法問題集、過去問を何度も繰り返し、完璧にマスターしましょう。苦手分野の最終チェックも行い、不安要素を一つずつ潰していきます。
共通テスト対策にも時間を割きます。共通テスト本番の約2週間前からは、共通テスト対策に集中し、私大対策は控えめにします。共通テストが終わったら、すぐにMARCH対策に切り替え、私大特有の問題形式に対応できるよう調整します。過去問の解き直しを行い、ミスしやすいポイントを再確認しましょう。
本番直前は体調管理を最優先します。規則正しい生活リズムを保ち、十分な睡眠を取ることが重要です。新しいことを詰め込むのではなく、これまで学習した内容の確認に留めます。各大学の入試要項を再確認し、持ち物や集合時間を事前にチェックしておきましょう。予備校の直前講習では、最後の総チェックや出題予想講座が行われます。駿台予備校の「ファイナルチェック」や河合塾の「直前プレテスト」で、本番のシミュレーションを行うことも有効です。自信を持って本番に臨めるよう、ポジティブなメンタルを保つことも忘れずに。合格を信じて、最後まで諦めずに努力を続けましょう。
おすすめの塾・予備校と教材
MARCH合格を目指すには、自分に合った学習環境を整えることが重要です。独学でも合格は可能ですが、予備校や塾を活用することで、効率的に学力を伸ばせます。また、質の高い教材を選ぶことで、限られた時間を最大限に活用できます。
大手予備校の特徴と活用法
河合塾は、充実したテキストと実力派講師陣が魅力です。特にMARCH対策コースは評価が高く、過去のデータに基づいた的確な指導が受けられます。全統模試は受験者数が多く、正確な合格判定が得られるため、定期的に受験しましょう。自習室も完備されており、学習環境が整っています。
駿台予備校は、難関大学対策に定評があります。ハイレベルな授業と厳しい指導で、確実に実力をつけられます。駿台全国模試は難易度が高めですが、本番を見据えた実力測定には最適です。東大・早慶を目指す受験生も多く在籍しており、レベルの高い環境で切磋琢磨できます。理系科目に強い印象がありますが、文系コースも充実しています。
代々木ゼミナールは、カリスマ講師による映像授業が特徴です。自分のペースで学習を進められるため、部活動との両立がしやすいです。サテライン授業では、全国どの校舎でもトップ講師の授業が受講できます。私大対策に強く、MARCHに特化した講座も豊富です。
東進ハイスクールは、映像授業とAI学習システムが特徴です。自分の理解度に合わせて授業を進められ、苦手分野を効率的に克服できます。担任制度による学習管理も手厚く、モチベーション維持に役立ちます。過去問演習講座では、添削指導も受けられ、実戦力が養われます。
個別指導塾と映像授業の選択
個別指導塾は、一人ひとりのペースに合わせた指導が受けられます。明光義塾や個別教室のトライでは、苦手科目の克服や特定分野の強化に効果的です。講師との距離が近く、質問しやすい環境が整っています。ただし、費用は集団授業より高めになる傾向があります。
武田塾は、授業をしない自学自習型の塾として知られています。参考書ルートに基づいた学習計画と、徹底した進捗管理が特徴です。自分で学習を進める力がある受験生には、効率的なシステムです。毎週の確認テストで理解度をチェックし、確実に定着させていきます。
スタディサプリは、月額制の映像授業サービスです。リーズナブルな価格で質の高い授業が受けられ、スマートフォンでも視聴できます。関正生先生の英語や伊藤賀一先生の社会科は特に人気があります。ただし、自己管理能力が求められるため、計画的に学習を進める必要があります。
学研プライムゼミやZ会の映像授業も、ハイレベルな内容で定評があります。難関大学を目指す受験生向けの講座が充実しており、MARCHはもちろん早慶対策にも対応しています。添削指導がついているコースでは、記述力も養えます。
科目別おすすめ教材
英語の教材では、単語帳として「ターゲット1900」「システム英単語」「速読英単語」が定番です。文法は「Next Stage」「Vintage」「スクランブル英文法」から1冊を選び、徹底的に反復しましょう。長文読解は「やっておきたい英語長文」シリーズや「The Rules」シリーズが効果的です。英作文は「竹岡広信の英作文が面白いほど書ける本」がおすすめです。
国語の教材では、現代文は「現代文読解力の開発講座」「入試現代文へのアクセス」シリーズで読解力を養います。古文は「古文単語ゴロゴ」「マドンナ古文」で基礎を固め、「古文上達」で実戦力をつけます。漢文は「漢文早覚え速答法」が効率的です。
社会科目の教材では、日本史は山川出版社の教科書と「石川晶康の日本史B講義の実況中継」がベストセラーです。一問一答は東進ブックスのものが詳しく、論述対策には「日本史論述練習帳」が最適です。世界史も山川の教科書と「ナビゲーター世界史」の組み合わせが王道です。政治経済は「畠山のスパっとわかる政治・経済爽快講義」と清水書院の教科書で十分対応できます。
過去問は赤本(教学社)が基本ですが、駿台の「実戦問題集」や河合塾の「入試攻略問題集」も解説が詳しくおすすめです。志望校の過去問は複数の出版社のものを比較し、解説が自分に合ったものを選びましょう。各大学の傾向と対策を知るには、旺文社の「全国大学入試問題正解」も参考になります。自分の学習スタイルと目標に合わせて、最適な教材と学習環境を選ぶことが、MARCH合格への近道です。
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